新茶とは?旬の時期・美味しい飲み方・保存方法
新茶ってどんなお茶?一番茶との違いは?
新茶とは、その年の最初に摘み取られたお茶のこと。まさに「走り」のお茶、というイメージです。地域によって多少時期は異なりますが、主に春から初夏にかけて収穫されます。
では、「一番茶」との違いは何でしょうか?実は、新茶と一番茶はほぼ同じ意味合いで使われます。新茶という言葉は、その年の最初に収穫された新鮮なお茶、という季節感を強調するニュアンスが強いですね。一方、一番茶は、その年の「一番最初の収穫」であることを指す、より一般的な呼び方です。
新茶の旬はいつ?
新茶の旬は、地域や気候によって少しずつ異なります。温かい九州地方から始まり、徐々に北上していくのが一般的です。
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九州地方(鹿児島、福岡など): 4月上旬〜中旬
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静岡・宇治地方: 4月下旬〜5月上旬
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狭山地方(埼玉): 5月中旬〜下旬
この時期になると、茶畑では新芽が一斉に芽吹き、茶摘みの風景が広がります。
和香園でも、自社茶園にて鹿児島の温暖な気候を活かした茶づくりを行っており、毎年4月上旬ごろから新茶の収穫が始まります。
新茶を美味しく楽しむためのポイント
最適な急須を選びましょう
新茶は、その繊細な香りと旨みを大切にしたいお茶です。そのため、茶葉がゆったりと開けるように、少し大きめの急須を選ぶのがおすすめです。素材としては、お茶の味を邪魔しない陶器や磁器が良いでしょう。
美味しい淹れ方
1、お湯の準備
沸騰したお湯を一度湯冷まし器や湯飲みに移し、少し冷まします。日本茶は熱すぎるお湯で淹れると渋みが強く出てしまうことがあるので、70℃〜80℃くらいが目安です。
2、茶葉の量
3人分でティースプーン山盛り2〜3杯(約6〜8g)が目安ですが、お好みに合わせて調整してください
3、蒸らし時間
急須にお湯を注いだら、フタをして約30秒〜1分ほど蒸らします。茶葉の量や種類によって調整しましょう。
4、最後の一滴まで
茶碗に注ぐ際は、濃さが均一になるように少しずつ回し注ぎ、最後の一滴までしっかり絞り切ってください。最後の一滴には、お茶の旨みが凝縮されています。
二煎目・三煎目もおすすめです
一煎目を淹れた後の茶葉を見ても、まだしっかりしています。だからこそ、二煎目・三煎目までじゅうぶん味わっていただけます。
新茶の保存方法
新茶の風味を長く楽しむためには、正しい保存方法が大切です。
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開封前: 冷蔵庫や冷暗所で保存し、直射日光や高温多湿を避けてください。
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開封後: 密閉できる容器に移し替え、空気に触れないようにすることが大切です。冷蔵庫での保存がおすすめですが、他の食品の匂いが移らないよう注意しましょう。
今年の旬の「新茶」を、ぜひ色々な方法で味わってみてくださいね。淹れたての新茶で、ほっと一息つく時間は、きっと日々の疲れを癒してくれるはずです。
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