いつものポテトチップスが、ちょっと贅沢に。カクホリ 普通煎茶「さえみどり」× のりしおポテトチップス
今月のお茶は、カクホリ 普通煎茶「さえみどり」。

「さえみどり」は、日本を代表する品種「やぶきた」と、強い甘みを持つ「あさつゆ」を掛け合わせて作られた品種。渋みが穏やかで、その分うま味と甘みを感じやすいお茶です。
カクホリの「さえみどり」は、鹿児島県大隅産のものを使用。香りを際立たせるために露地で栽培したさわやかな香りと、浅蒸しで仕上げたお茶本来の優しい香りとすっきりとした味が特徴です。

今回は、この「さえみどり」を、推奨の淹れ方よりもより、うま味と甘みを引き出す淹れ方をして合わせることをおすすめします。5gの茶葉に、70〜75℃程度のお湯を150cc注ぎ、1分半抽出します。
合わせるのは、ポテトチップスの定番フレーバー、のりしお味。
まずポテトチップスを一口食べ、油と塩気が舌に広がったところで、「さえみどり」を口に含みます。油分がお茶の渋みをコーティングし、普段よりさらにまろやかに感じられるはずです。同時に、お茶に含まれるテアニン・グルタミン酸のうま味と、海苔・調味料由来のうま味が重なり合い、単体で感じる以上の「うま味の厚み」が生まれます。
そして口の中からポテトチップスとお茶がなくなった後、じゃがいも由来のほのかな甘みと、「さえみどり」の持つ上品な甘みが、後味でふわりと重なります。芋の甘みが引き立ち、お茶の甘みもまた引き立つ。互いを打ち消しあってしまうのではなく、相乗効果で高め合うペアリングです。
普段は背徳的な満足感が魅力のコンビニのポテトチップスも、急須で淹れた一杯のお茶を添えるだけで、ちょっと丁寧な自分へのご褒美時間に変わります。一口一口の味わいを、ぜひゆったりとした気分で試してみてくださいね。
料理人・丸山 千里
鹿児島県出身。学生時代の農家さんとの出会いを原点に、料理人を志す。飲食店での修行、食のクリエイティブプロダクション所属を経て独立。日本の食材の新たな魅力を引き出すことを得意とし、関東を拠点に日本全国を訪れながら、商品開発・飲食店のメニュー開発、POPUPレストランを行う。CHEF-1グランプリ2023 準優勝、RED U-35 2025 準グランプリ・GOLD EGG。
https://www.instagram.com/maru.ch_/